方舟のアトリエ
方舟のアトリエは美しい山と海に囲まれた自然豊かな地通称「ヤンバル」にあります
地球上でここにしか生息しない希少種が数多く生息しており
またその多くが絶滅危惧種であることが評価され
2021年夏に世界自然遺産の登録が決まりました
ヤンバルクイナ、ノグチゲラ、ナミエガエル、ヤンバルテナガコガネなど、
多くの固有種が生息しています
「方舟」の工房は小さな集落の中にあります
目の前にはエメラルドグリーンから
紺碧のグラデーションに染まる大海原が広がり
集落に入った途端
古き琉球の時代にタイムスリップしたかのような
錯覚に陥る風景が奥へ奥へと続きます
山間の小さな集落である「喜如嘉」(きじょか)は
琉球王朝時代から沖縄を代表する芭蕉布織りで有名です
風通しの良いさらりとした生地は「トンボの羽」とも形容され
湿気の多い沖縄では非常に重宝されてきました
集落のいたるところで芭蕉の林を見ることができます
春には薄紫のオクラレルカ(うりずん)が咲き乱れ
秋にはシークワーサーの爽やかな香りが漂います
鬱蒼とした小道を森の中へ中へと辿っていくと鳥居が現れます
聖域をまたぐと直ぐ目の前に「七瀧」がそびえ立ちます
何百年もの間1日も休まずコンコンと聖水を湧き与えてくださいます
まさに神々の棲む森の懐に「方舟」の工房を置かせてもらっています